【キャラ抱き枕カバー制作ナビ】ファンの評判は?利益率・業者比較

アイテム

キャラクター抱き枕(だきまくら)とは

キャラクター抱き枕とは、ポリエステル製のニット生地にキャラクターや人物がプリントされた大型の枕です。「等身大枕」や「ボディピロー」とも呼ばれます。
かつてはコアなファン向けグッズという印象の強い商材でしたが、最近では地上波アニメのメジャータイトルが公式で販売したり、女性向け(絵柄が男性)のデザインや、スポーツ選手を題材にした商品まで登場するなど、グッズ業界ではプレミアムラインの新定番となりつつあります

キャラクター抱き枕はなぜ人気か?

抱き枕は、アニメ、アイドル、スポーツなどジャンルを問わずファンから愛されているのでしょうか。
ファン視点では、以下のような理由が挙げられます。

抱き枕人気の理由
  • “推し”とずっと一緒にいられる
  • フィギュアよりも等身大に近いサイズがリアル。抱きつくと柔らかい
  • 書下ろしの柄が多い

グッズ担当者視点でいうと、最もロイヤリティの高いファン層を喜ばせることができること、大きく話題化できること、非常に利益が大きい点(後述)も、抱き枕がプレミアムグッズの新定番となった理由かもしれません。

【抱き枕の仕様】定型サイズは?カバーと本体は別?

抱き枕の売れ筋サイズは50cm×160cmです。男性のキャラクターやスポーツ選手の絵柄の場合は、50cm×180cmで製造されることもあります。

すでに10万人以上いると言われているキャラ抱き枕の既存ユーザーに向けた販売の場合は、抱き枕カバー単体で販売されます。その場合、ユーザーは本体(カバー無しのクッション)を別で購入する必要があります。

それ以外の新規抱き枕ユーザーに向けた企画の場合は、カバーと本体のセット販売や、カバー生地に直接わたが封入された”一体型”が販売される場合もあります。

抱き枕カバーの販売価格、販売場所、製造コスト

大きさやタイトルにより異なりますが、50cm×160cmのカバーが、10,000~13,000円で販売されるのが一般的です。
グッズ業界においては、高価格帯のグッズだと言えます。

販売場所は、あみあみなどのホビー関連ECや、自社ECショップ、コミケなどのイベントで販売されます。

ロットが100点を超えると、5,000~6,000円が一般的な製造コストです。小ロット対応業者の場合、8,000円~となっています。

抱き枕カバーの製造原価率

一般的に抱き枕カバーの販売価格に対する製造原価率は40%~55%です。
ここには、デザイン料、データ調整料、納品送料は含んでいません。

利益率は他のカテゴリよりもやや低めになりますが、1つ売れるだけで5,000円以上の利益が出るという点はビジネス的にとても大きいです。

抱き枕カバーはどのくらい売れるの?

タイトルやキャラクター、絵柄によるところが大きいですが、数百個~多いものでは1,000個以上売れた実績もあります。

売上ベースで1000万円以上、利益額ベースで500万円以上を1SKUで実現できる可能性のある商材です。(缶バッジで同じ利益額を達成しようと思うと数万個の販売が必要です!)

抱き枕カバー製造メーカーのご紹介

公式キャラクター抱き枕をお任せできる国内製造メーカーはエイアンドジェイの、ほぼ一択と言われています。地上波アニメや、ソーシャルゲームのメガタイトルの抱き枕は、ほとんどエイアンドジェイ製となっています。

エイアンドジェイ(A&J)
抱き枕カバー製造の最大手で、最高品質生地「ライクトロン」はユーザーから圧倒的な支持。カバー単体、本体セット、一体型など様々な仕様に対応

他にも国内メーカーはいくつかありますが、個人や同人関連の受注がメインとなっているようです。小さな企業に発注する際は、営業体制や著作権管理体制が十分かどうか事前にお確かめください。
また、目の肥えたユーザーが多いマーケットですので、メーカーや生地の評判は事前にチェックの上、ご発注ください。

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